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漢方コラム 44/313

Vol.271 冬の養生法〜人間も冬眠モードでエネルギーの消耗防ぐ!〜

中医学で冬は「閉蔵」といい、蔵を閉じてこもる季節です。動物が冬になると冬眠するように、人間の体も冬は蓄えモードに入ります。そのためこの時期はあまりエネルギーの消耗のし過ぎはよくありません。
 
中医学の冬の養生法には▼働き過ぎない、▼運動しすぎない、▼汗をかきすぎない、▼早寝遅起きなどがあります。とてもぐうたらで、現代人には難しいところもありますが、本来冬はこのような生活の方が合っているということです。
 
冬は、五臓の腎と密接な関係にあります。腎は腎臓だけでなく、成長、発育、生殖などに深く関わっています。腎の働きが低下すると、足腰が弱くなったり、生殖機能が低下したり、記憶力が低下したり、耳のトラブルが増えたりと老化が進みやすくなります。
 
また、腎は非常に寒さが苦手な臓器です。この時期、毎日冷たいものを口にしたり、シャワー生活をしたり、生足で過ごすなど冷やす〞生活をしていると、一気に老化が加速します。体温以下のものは極力避けた方が良いですね。腎の働きを高めるためにはミネラル豊富な貝類や海藻、黒豆、 黒ゴマ、クルミなどの食材はおススメです。
 
冬の要注意ポイントとして「乾燥」も挙げられます。空気が乾燥しているのに加え、寒さによる血行不良が皮膚の乾燥を招きます。血液循環を良くしておくことで皮膚表面まで血液が行き届きやすくなり、潤いをキープしやすくなります。
 
日光浴は、血行促進やホルモン分泌を活発にする働きがあります。冬場は日光不足になりやすいので、天気の良い日はなるべく日光に当たりましょう。
ブヘサ中村固腸堂
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