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漢方コラム 135/313

Vol.180 女性の体は生理のリズム〜陰と陽のバランス〜が大事!

「なんだかやる気が出ない」「肌が荒れる」「イライラする」など、女性に出やすい症状は生理と関係が深いものです。症状の改善には生理を整えるということが重要なポイントです。

女性のリズムは7の倍数といわれており、生理の出血期間は7日くらい。3日未満で出血が終わるのは卵巣機能の低下が疑われます。基礎体温の低温期・高温期はともに14日ほどで、生理周期は28日前後です。38日以内の一定のリズムできちんと排卵があれば良いとされますが、38日以内であっても、26日になったり、35日になったり、月により前後するのは良くありません。また、低温期が10日など短いときは卵巣機能の低下が疑われ、高温期が9日未満と短い場合は黄体機能不全の可能性があるなど、どちらも妊娠しにくくなります。

基礎体温の低温期・高温期は朝起きて舌の裏で測ってみるとわかります。毎月生理があっても排卵があるとは限らず、低温期が3週間ほどで高温期が1週間ほどしかなければ排卵していない可能性も。基礎体温表に、頭が痛い、肌荒れなど気になる症状を書き込んでおくといつも排卵期あたりに調子が悪い、生理前に肌荒れする、などが分かってきます。

排卵期や生理期はホルモンが大きく変動する時期。この陰陽の転換期に体調を崩しやすい方は気の巡りが悪い傾向にあり、肝の気の巡りを整え、ホルモンバランスを調節していく漢方薬を用いることで体調が安定していきます。
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