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漢方コラム 171/313

Vol.143 不眠に宝石?!

寝つきがよくない...夜中に何度も起きるため、寝た気がしない...という眠りに関するご相談はとても多いです。睡眠の質を高めることは体の疲れを取るためにはとても重要なポイントです。漢方薬には、自然な睡眠を促す働きをするものがいくつもあります。大きく分けて、重鎮安神薬(じゅうちんあんじんやく)と、養心安神薬(ようしんあんじんやく)があります。前者は、興奮した神経を鎮めるために用いるもので、貝殻や鉱物などを用います。後者は、弱った体を養い、内臓機能を高めることで精神を安定させるものです。どれも非常によいもので、その人の状態や体質に合ったものをうまく用いれば、神経の疲れを取ることができ、不眠や精神不安の改善が可能です。
不眠に使う漢方薬は、日本では主に植物由来のものが多いですが、貝殻や鉱物を用いるものも非常に精神安定作用があります。宝石類には、不思議な力があり、昔から世界中で魔除けや病気から身を守るお守りとして親しまれてきました。
松や楓の樹脂が化石となった「琥珀(こはく)」や、真珠母貝の真珠層である「珍珠母(ちんじゅも)」などは身に付けるだけでなく、実際に飲むと興奮した精神が安定し、睡眠の質も高まります。神経の疲れを感じる方や、ゆっくりと休みたい方、パソコンなどテクノストレスを受けている方、受験生や営業マンなど頭脳労働をされている方にはオススメです。そのまま飲むのではなく、飲みやすい製剤になったもので飲まれた方がよいでしょう。
中医養生法では「養身在動、養心在静」といい、体を丈夫にするのは運動、心を丈夫にするのは安静という意味です。十分に精神を安定させることで睡眠の質が上がり、活力がわいてきます。
ブヘサ中村固腸堂
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