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漢方コラム 177/313

Vol.137 食べ物の組み合わせ

知らず知らずに取り入れている薬膳の効果
薬膳というと「難しそう」、「実用的でない」というイメージがあるかもしれませんが、実は私たちは知らない内に薬膳を生活に取り入れています。生姜やネギ、唐辛子、山椒、シソなどの薬味は生魚と用いると解毒効果を発揮し、冷奴と合わせると体を冷やさない-など先人から受け継いだ知恵の中に薬膳の効果が隠されているのです。
〈食べ物の組み合わせ〉
食べ物には良い組み合わせ、悪い組み合わせがあり、薬膳では5つに分けます。@相須(同種の性質で効果を高める)例...朝鮮人参と鶏肉、山芋を合わせると滋養強壮作用が高まる、A相使(主要な働きを高める)例...冬瓜の利水作用を小豆が高める、B相畏(悪性の性質を消す)例...カニの体を冷やす作用を生姜が消す、C相悪(良い性質をダメにする)例...お茶のタンニンがレバーの鉄分吸収を阻害する、D相反(組み合わせによって毒性が生じる)例...ハムとソース、サンマと漬物など食品添加物との作用で発がん物質が発生しやすい-というように組み合わせ一つで、食材の持っている効果を高めることもできれば、せっかく食べた食材の栄養素を吸収できないということもあります。
ブヘサ中村固腸堂
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