漢方コラム
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Vol.126 風邪・インフルエンザの予防には板藍根を!
《自己免疫力UPが予防の最大のカギ!漢方の抗生物質〞とも呼ばれる板藍根》
風邪、インフルエンザの予防に最も重要なことは「自分自身の免疫力を高めておくこと」!しかし、「分かっていても忙しいし、寝不足続きで疲れはとれないし、ストレスが多い!」という人も多いでしょう。そんなときにとっておき〞のものをご紹介します。
「板藍根(ばんらんこん)」という生薬。これを知っているかいないかで大違い。たいへんポピュラーな漢方生薬です。お客様の話を少しだけ紹介します。 Aさんは去年、職場でノロウイルスが流行。Aさんともう一人は日頃から板藍根を飲んでいたためか、全員かかったのにその2人だけがかからなかったそうです。また、Bさん宅の兄弟は、上の子が毎年インフルエンザにかかるけれどもアレルギー体質のため予防接種を受けられず、去年から板藍茶を飲み始めました。結局、予防接種を受けた下の子はインフルエンザにかかり、上の子は風邪やインフルエンザにかからず元気にひと冬を過ごしたそうです。
板藍根はアブラナ科の植物で、ウスランの根です。葉っぱは藍染に使われます。本場中国では家庭の健康を守る常備薬として広く普及しており、誰もが知っている生薬です。抗炎症、抗菌、抗ウイルス作用のほか、細菌やウイルスが放出した毒素を中和し、免疫機能を高める働きがあります。例えるならば漢方の抗生物質のようなものですが、抗生物質のような副作用はありません。小さなお子さんでも予防として毎日飲める優れモノです。この冬、板藍根を試してみてはいかがですか。