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漢方コラム 191/313

Vol.123 漢方に関するエトセトラA〜漢方の気になる疑問にお答えします!〜

Qどんなときに漢方薬を用いればいい?
A「▼最近しびれが気になる、▼頭痛がする、▼体調が悪い。なのに検査では異常がない」―このような状態を『未病』といいます。漢方はこの「未病」を得意としています。「病気を予防する」―。これが東洋医学の特徴です。病気を小さな症状である""芽""のうちに発見して摘みとり、大病にならないように予防することが重要と考えます。例えば、特に症状がない内から「更年期の予防をしたい」、「美容のために美肌をキープしたい」などの目的でも予防的に漢方薬を用いることができるのです。もちろん、予防だけではなく、実際にいろいろな疾患で困っている場合にも漢方薬は有効です。慢性病や胃腸虚弱、冷え性、アレルギーなど体質を改善する根本治療に特にお勧めです。

Q漢方は効果が出るまでに時間がかかるイメージがあるけれど…?
A例えば「生理痛」。痛みを取るだけでなく、痛みの原因を突き止め、根本から改善していこうとするのが漢方薬です。そのため、体が整うまでは時間がかかりますが、良くなれば生理痛だけではなく、冷え性や生理前の頭痛、寝起きが良くなった−など体全体の調子が整うところが特徴です。そのほか、即効性が期待できる漢方薬として、キリキリした胃痛に「安中散(あんちゅうさん)」、こむらがえりに「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」、下痢に「勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)」などが挙げられます。漢方薬は目的によって幅広い用い方ができるんですよ!
ブヘサ中村固腸堂
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