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漢方コラム 198/313

Vol.116 ご質問にお答えします!(Q&A)

リビング金沢(北國新聞社)に寄せられた質問にお答えします!

Q のどの奥にいつも梅干しぐらいの大きさのものが詰まっている感じがして困っています。ポリープはありません。どうしたら良いでしょうか( 30代主婦)
A 漢方では「梅核気(ばいかくき)」といいます。梅干しの種がのどにひっかかったような感覚があるのに、調べてみると異常がないという症状で、たまにこうした症状を訴える患者さんがいます。別名ヒステリー球ともいい、ストレスが大きく関係しているものと思われます。
「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」という処方があり、この症状にぴったりの漢方薬です。気の巡りをよくし、精神安定作用もあり、しばらく服用すればのどのつかえはスッととれていきます。

Q 指先や指の腹がガサガサでひび割れ、とても痛いです。アトピーもあるので、漢方や食生活で改善させたいのですが…。( 30代主婦)
A アトピー体質の人の皮膚炎は、軟膏治療だけではなかなかよくならない体質的な問題です。一時安定していても、ストレスや寝不足、疲れ、産後、食生活の乱れ、洗剤など外からの刺激によって、悪化を繰り返します。
皮膚の炎症を抑えるだけではなく、体質の改善をはかり、反応の出にくい体に整えていくことが重要です。
食養生と漢方薬は症状の改善だけでなく、皮膚自体をだんだんと強くしていきます。漢方薬は種類が豊富なため、自分の症状に合ったものを専門家に相談してぜひ取り入れてみてください。
ブヘサ中村固腸堂
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