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漢方コラム 210/313

Vol.104 帯状疱疹後の神経痛〜湿疹の後につらい痛みが残る帯状疱疹〜

《湿疹にも痛みにも有効な漢方アプローチ 体の抵抗力を高めて、再発防止にも!》
帯状疱疹は水ぼうそうと同じウイルスが原因です。初期感染が小さいころの水ぼうそう。治ってもウイルスは体の奥深くに潜伏していて、抵抗力が落ちた時にしめしめとばかりに体の表面に現れて発疹や水疱を引き起こします。
きっかけは、過労や大きなストレス、病気、ケガ、手術後の免疫抑制剤、加齢など。中高年に多くみられますが、若くても過度のストレスや疲労があると発症する場合があります。胸やお腹に多く現れますが、顔や手足などに出ることもあります。不思議と体の片側だけ帯状に現れるため帯状疱疹といわれています。
まず、チクチクする痛みから始まり、赤い発疹、その後小さな水ぶくれに。一カ月ほどでかさぶたになって治っていきますが、発疹が治まった後に激しい神経痛が残ることがあります。この神経痛がやっかいで、夜も眠れない、服がすれても痛いなど、精神的につらいものです。若い人は神経の回復が早いですが、高齢者は回復が困難で、痛みが残りやすいといわれています。
西洋医学では原因になるウイルスに対して抗ウイルス薬を使用し、痛みには消炎鎮痛薬などが用いられます。漢方では、発疹が出ている時期と神経痛が起こった時期それぞれに用いる漢方薬があります。特に帯状疱疹後の神経痛に漢方薬は有効で、非常に回復が早くなります。帯状疱疹になるということは抵抗力が極端に落ちている証拠ですから、痛みがよくなってきても体の抵抗力を高める漢方薬を用いておくと、再発の予防になります。
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