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漢方コラム 211/313

Vol.103 免疫力を高めてノロウイルスに打ち勝つ!

《病気を撃退する「鎧」にも「剣」にもなる漢方薬》
ノロウイルスなどの「感染性胃腸炎」が流行しています。例年のピークは12月中旬ですから、これから急増する恐れがあるので、十分な予防と対策が必要です。ノロウイルスは生ガキなどの二枚貝からの感染が多く報告されていますが、感染者の吐物や便でさらに広がっていきます。
吐き気や嘔吐、腹痛、下痢などが主な症状で、短期間で治まりますが、その後1週間くらいは便にウイルスが排出されます。二枚貝などは生食を避け、家族が共通で触る場所やもの、まな板、包丁などは消毒しましょう。
手洗いや消毒以外の予防法は、「体の抵抗力を高めておく」こと! まずは体を温めましょう。低体温は抵抗力を弱めます。
年末は疲れがたまりますが、疲れにより免疫監視システムが乱れます。そしてストレスが自律神経の乱れを生み、ウイルスと戦うリンパ球などの白血球が低下して免疫力が下がります。
食べすぎ飲み過ぎにも注意が必要です。こうした基本こそ、最重要なのです。
漢方による予防は免疫力を高めること。「人参」や「黄耆(おうぎ)」などの生薬を主にした漢方薬で普段から抵抗力をつけておきます。例えるならば鎧ですね。剣の役割をするものもあります。抗菌・抗ウイルス効果があり、体に優しく普段から予防薬として使える「板藍根(ばんらんこん)」です。本場中国では風邪・インフルエンザ予防薬としてポピュラーで家庭の守り神ともいわれています。漢方の優れた鎧と剣で、この冬も元気にお過ごしください。
ブヘサ中村固腸堂
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