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漢方コラム 223/313

Vol.91 胃腸は元気の発電所!胃腸の働きを高めて基礎体力UP!

《胃腸は食べてエネルギー得る入り口 疲れやすく体力がない人は要注意》
東洋医学では「肝は目」、「腎は耳」など体の臓器と各器官が密接に関係していると考えています。そのため、顔色や舌の状態、頭痛や胃腸症状、精神状態などちょっとした変化からも体に何が起こっているのかを推測することができます。
五臓の中でも特に重要と考えるのは「胃腸」です。私たちは生きていくために、食べることでエネルギーを取り入れます。胃腸はその「入り口」。どんなものを取り入れるかはもちろん、体質的に胃腸が弱い人は食べたものをうまく消化できず、食べカスが胃腸内に留まって発酵し、毒に変わってしまいます。それが便秘や下痢、肌荒れやアレルギーなどさまざまなトラブルの引き金になってしまいます。
胃腸の働きが弱いタイプのことを「脾気虚(ひききょ)」と言います。脾とは、脾臓ではなく、消化器系の事を指します。「脾(ひ)は肌肉をつかさどる」という言葉があります。胃腸の弱い人は筋肉がつきにくく、体力がない人が多いようです。見た目は細くても、体はプヨプヨで、皮膚に弾力がない状態です。寝ている時にまぶたが少し開いている人がいますね。このタイプもおおむね胃腸が弱いタイプ。筋力の弱さが目にも現れているのです。胃腸が弱いと胃下垂になりやすく、吸収力が弱いと貧血になりやすくなります。
漢方薬には健脾薬(けんぴやく)といって、胃腸の働きを高め、基礎体力をつけるものがたくさんあります。胃腸は元気の発電所! 胃腸を強化して、内臓の働きを良くすることで体力・気力ともに元気いっぱい〞の体を手に入れましょう。
ブヘサ中村固腸堂
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