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漢方コラム 231/313

Vol.83 骨粗しょう症

女性は要注意!『骨粗しょう症』
骨粗しょう症を心配している人は多いでしょう。女性は更年期を過ぎると途端に骨がもろくなりやすいため、早めに骨を鍛えておくことが大切です。骨を強くするにはカルシウム摂取とともに、摂ったカルシウムを吸収させるためにビタミンDが必要なのです。ビタミンDはカルシウム吸収を助け、骨に運んだり、沈着を防ぐ役割を果たします。カルシウムは小松菜や木綿豆腐、煮干し、海藻類などに多く含まれます。ビタミンDは椎茸、舞茸、きくらげ、紅鮭、イワシ、ニシン、うなぎなどに含まれています。
ビタミンDは人間の皮下でも作られるのをご存じですか。紫外線に当たると、ビタミンDの皮下合成が行われるのです。直射日光を避け、早朝などに30分〜1時間ウオ―キングをすると良いでしょう。歩くことで骨はより丈夫になるので、一石二鳥と言えます。
「それだけでは不安。ほかに骨を強化する方法は?」という方には漢方薬をお勧めします。漢方薬には「補腎薬(ほじんやく)」があり、腎の働きを高めてくれます。東洋医学の「腎」とは腎臓の臓器だけを指すのではありません。生命力の源であり、生殖、発育、ホルモンなど内分泌系に大きく関与しています。
腎の働きが弱まる「腎虚(じんきょ)」という状態になると老化が進み、耳やおしっこのトラブルのほか、骨ももろくなりやすくなります。補腎薬にはたくさんの種類があるので専門家に相談し、体質に合ったものを用いましょう。
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