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漢方コラム 240/313

Vol.74 血虚不眠〜血が足りないと不眠になることも〜

《あなたの不眠、血が足りないのでは?睡眠薬でなく、漢方で体を整える》
なかなか寝付けない、眠りが浅い、夢を多くみる…でも睡眠薬に頼りたくない…という人は意外と多いようです。漢方では不眠のタイプをいくつかに分類しますが、今回は女性に多い「血虚(けっきょ)不眠」について紹介します。
「血虚(けっきょ)」とは、血が不足しているということ。血液検査で貧血といわれなくても、十分に血液が足りていない場合があります。赤血球の数が十分でも、それがよぼよぼの赤血球だったらどうでしょう? きちんと機能しなければ、貧血様の症状が出てしまいます。
体質的には疲れやすく、血色が悪い、冷え性、立ちくらみがあり、生理が遅れがち、爪が割れやすい、髪が抜けやすくバサつきやすい、などがみられます。舌をみると、うすいピンクで舌自体も血色が悪くなっています。女性は毎月生理があるため、血虚体質は非常に多いのです。
実は、眠るためにも血が必要です。十分な血液がなければ、体がなかなか眠りにつくことができず、やっと眠っても、すぐに目が覚めたり、夢が多くて寝た気がしない、ということになります。
体は疲れればぐっすり眠れるかというと、そうではありません。眠れない日が続くと、頭痛がしたり、イライラして、ますます眠れず悪循環に陥ります。
そんなとき、睡眠薬に頼るのではなく、しっかりと血を補うことが重要です。

《漢方で血を補って、『快眠』で元気に美しく!!》
代表的な漢方薬に「帰脾湯(きひとう)」がありますが、胃腸を元気にし、血を補い、不眠に用いられます。他にもさまざまな種類があるため、自分に合ったもので体を立て直してみてはいかがでしょうか。
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