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漢方コラム 289/313

Vol.25 『シミ・ソバカス』‐【シミ・シワ 血流良くして体内からキレイに!!】

うっかり日焼けは大丈夫?女性が困るのはやはり「シミ」。全身カバーしていたつもりでも、顔や肩、首の後ろ、手の甲などは日焼けしやすくほおっておくといずれシミになってしまいます。シミの正体はメラニン。紫外線を浴びるとメラノサイトという色素細胞が活性化して黒色メラニンが生成されます。メラニンは通常なら垢として剥がれ落ちますが、肌の新陳代謝が低下すると、表皮に残り、シミ・ソバカスとなってしまうのです。

《瘀血体質が一因!肌の新陳代謝を高めて》

漢方では、シミのできにくい体を作ることで美肌を手に入れるます。一番の元凶は体の隅々まで酸素や栄養、熱などを供給する血液が滞ってしまうことです。これを「瘀血(おけつ)」といいます。「瘀血(おけつ)」体質の特徴は、@痛み、Aしこり、B3黒ずみです。例えば、肩こり、頭痛、生理痛がある人は各部分で血流停滞が起こっていることが考えられます。血の滞りはしこりとなり、子宮筋腫や子宮内膜症、ポリープ、痔などがある方も瘀血が原因の場合が多いのです。顔や皮膚の色のくすみ、黒ずみ、月経血の色がワイン色っぽくなっている方も同様です。これらの症状に思い当たる方は、全身の血流が悪くなっているサイン。肌の新陳代謝が悪くなり、シミが残りやすいということです。漢方薬では女性に不足しがちな血液を補い、巡りを良くするものを用いて、内側からシミのできにくい体作りを行っていきます。「瘀血(おけつ)」の原因はさまざま!冷たいものを食べていないか、湯船につかっているか、食事バランスはどうか、今一度見直してみてくださいね。
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