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漢方コラム 300/313

Vol.14 『生理前のトラブル』−【イライラや落ち込み…肝の気の流れを整えて!】

【生理前のイライラや落ち込み…肝の気の流れを整えて!】
性格や感情は体質や体調、内臓の働きと切り離して考えることはできません。特に女性は、生理の2週間前になると、情緒の変動を感じている方も多いのではないでしょうか。無性にイライラして怒りっぽくなったり、憂鬱になったり、わけもなく悲しくなったり…。しかし、「自分は性格が変わってしまったのではないだろうか」と、心配する必要はありませんし、女性のさだめなのだと我慢する必要もありません。ホルモンバランスや内臓が弱っている証拠なので、整えてあげることで安定しやすくなります。また、生理前になると胸が張るのが当たり前だと思っている方も多いようですが、張りすぎや、痛みまである場合はよくありません。

《肝の気の巡りを整えることがPOINT!》

これらは東洋医学では「肝」に問題があると考えます。「肝」といっても現代医学で言う「肝臓病」ではなく、検査数値にあらわれないことがほとんどです。東洋医学ではもっと広い意味合いを持ち、各器官とも連携していると考えられているため肝の働きが低下していると、疲れ目、かすみ目、など目にトラブルが生じたり、こむら返りやまぶたがピクピクするなどの筋肉のひきつり、爪が割れやすくなる、などもみられます。漢方薬では、この「肝」の働きを正常にし、イライラ、または憂鬱感、眠れないといった症状を改善するものが何種類もあります。春は情緒が不安定になりやすい季節でもあります。香味野菜、柑橘類など香りのよいもの、酸味のあるものなどがお勧めです。
ブヘサ中村固腸堂
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