漢方コラム
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Vol.8 『生理痛』【生理は女性の健康のバロメーター】
多くの女性が経験したことのある生理痛。「生理痛はみんなあるし、あって当たり前!」なんて思っている方はいませんか?生理は女性にとって健康のバロメーターです。生理痛がある、レバー状の塊がある、血の色がくすんでいて暗い、といった状態をほおっておくと婦人病の原因になることもあります。
《痛みは体からのサイン、冷えやストレスも遠因》
「痛み」は体の中で悪いことが起こっていることを教えてくれる、体を守るための生体の反応といえます。生理痛があっても鎮痛剤で済ませているという方は、子宮筋腫や子宮内膜症、不妊症などを招く恐れもあるので、早めに漢方薬などで根本的な改善に取り組む必要があります。うまく生理と付き合うことで自分自身の健康を管理することができると言っても過言ではないのです。
生理痛は骨盤内の血流が悪くなると起こりやすくなります。暗い血の色やレバー状の塊は子宮内が汚れている状態といえます。その背景には冷えやストレスが関係していることが多く、月によっても痛みの程度はさまざまです。
《温かいものを摂り、骨盤ストレッチを!》
冷えは寒くなる冬場だけではなく、一年中、自らが冷えを生み出しているケースが多くみられます。子宮はとっても冷えに弱い臓器。体温より冷たいものは摂らないようにし、常に温かいものを摂るように心がけましょう。半身浴などで子宮周りの血行をよくしたり、デスクワークの方は、こまめに動いたりストレッチなどをして骨盤内の血行をよくすることもよいですよ。