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漢方コラム 307/313

Vol.7 『冷え』【「冷え」にご用心!美容と健康の大敵です!】

女性は男性より冷えやすい体質です。冷えを特別の病気と考えない西洋医学に対して、漢方医学では冷えは万病の元である重要な症状とみています。冷えに対する治療方法もしっかりと確立されていて、漢方薬も体質や症状の程度に合わせていろいろな種類があります。血液検査で貧血といわれなくても、冷え、立ちくらみ、肌や髪の乾燥、爪が割れやすい、生理の量が少ない、生理周期が遅れる、舌の色が薄いなどがみられれば、漢方医学では『質のよい血液が不足している』とみます。
《大切な血液の『質』、食物と温度に注意》
重要なのは「量」ではなく「質」。血液には代表的な働きとして、「栄養を各器官や組織に届ける」「ゴミを排出する」「酸素を供給する」などがありますが、これと同じくらいに大切な役目は「体温を維持する」という働きです。女性は毎月生理があるので、血液は慢性的に不足している状態です。そのため、冷えやすく、婦人科のトラブルや美容のトラブルも起こりやすくなるのです。
血を補う食べ物、例えばなつめ、人参、ほうれん草、レバー、トマト、黒きくらげ、黒ゴマ、牡蠣などを積極的に取り入れるとよいですね。生姜やシナモンを紅茶に入れるだけでも冷え解消薬膳茶の出来上がり。養生法で大切なのは「血は温めることを喜び、寒を嫌う」という考え方。血液がスムーズに流れるためには一定の温度が必要。冷え性にもかかわらずアイスや、冷蔵庫から出してすぐの冷たい飲食物を摂るのはNG。ファッションとはいえども、薄着や肌出しの格好は避けましょうね。
ブヘサ中村固腸堂
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