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漢方コラム 185/313

Vol.129 アレルギー大国%本

《増え続けるアレルギー・自己免疫疾患》
今や日本は病気大国です。医学が進歩してきた中で一番増えたのはアレルギーと自己免疫疾患といわれています。どちらも自分を守るために存在する「免疫システム」の誤作動により、敵ではなく自分自身の細胞や臓器に反応・攻撃して起こります。なぜ、こんなにも増えてしまったのでしょうか? アレルギーに関する、小さなお子さんの相談もとても増えています。
《小さい子は消化良いもので内臓の負担減》
子供の病気の多くは冷え〞と過食〞が原因と考えられます。食べ物によるアレルギー反応が乳幼児に出やすいのは内臓が未熟なため、消化のよくないものを食べると消化器に負担がかかり症状が出るのです。特に、アトピー性皮膚炎のお子さんの多くは胃腸が弱い傾向にあり、痩せ型タイプが多いようです。
周りの大人からすれば、もっとたくさん食べて大きくなって欲しいと栄養価の高いものをたくさん与えたくなりますが、それは逆効果〞。栄養価が高くて体に必要な成分がたくさん含まれていても、一度胃腸に入れて消化してアミノ酸に分解し、ようやく私たちの体の一部になります。そのまま体にペタっと貼り付けることはできないため、栄養価の高い食品は胃腸の弱いお子さんにとっては大きな負担になっているのです。胃腸の働きに合わせた食事をしていくことが重要といえます。 漢方薬でアトピーなどが改善するのは、皮膚の炎症だけを抑え込むのではなく、それぞれの体質的な問題を改善するからです。病気や薬、食品に注目するのではなく、一人ひとりの体質面に目を向けていくのが漢方です。
ブヘサ中村固腸堂
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