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漢方コラム 313/313

Vol.1 『中医学基礎@』 【「人間は自然の一部である」という整体観】

《森羅万象を五分割、五行学説とは…》
漢方の基本概念は「天人合一」といい、人間は自然の一部であるという整体観です。私たちの体は常に自然界に起こる環境変化の影響を受けており、天候や季節の変化、風土に応じた対策が必要です。その柱となるのは陰陽五行説の考え方。五行学説とは、この世に存在する森羅万象を5つに分けてそれぞれが密接な関係のもとに存在していることを表したものです。例えば「秋」は「肺」と関係が深く、外気では「燥」。器官では「皮膚や粘膜」を指すので、皮膚全体が乾燥しかゆくなり、風邪をひきやすく、空咳や喘息が悪化しやすいなどが特徴です。アレルギー体質、皮膚トラブルが多い、風邪をひきやすいという方は肺の気を高めることが漢方での体質改善のポイントとなります。
《旬の食材を取り入れ美肌と健康にgood》
漢方では顔色や肌質、話し方などを観察する「望(ぼう)診(しん)」で体質チェックをします。肌が黄色っぽい方は胃腸が弱い傾向にあり、肌がかさつき色白で声が小さい方は肺が弱い傾向があります。食べ物では梨、白きくらげ、白ごま、ゆり根、大根など白いものは肺によく肌や腸を潤す働きがあります。どれも美肌食材と言われるものばかり!旬のものは季節ごとに体のバランスを調節してくれる働きがあるため、ぜひ食卓で試してみてください。
ブヘサ中村固腸堂
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